ワダカルシウムマガジン

2017.08.29

ロコモティブシンドロームとは?

■ロコモティブシンドロームとは?

高齢化の進む日本ではさまざまな問題が山積しています。その中でも特に注目されているのが「ロコモティブシンドローム」です。日本語訳では「運動器症候群」。運動器の機能が衰え、日常生活の自立度が低下し、それによって寝たきりや介護が必要になってしまう確率が高い状態のことを言います。この「ロコモティブシンドローム」によって歩けなくなってしまい、日本中に寝たきりの人々が増えてしまう原因になるだろうと危惧されているのです。

 

■ロコモティブシンドロームの原因

これら運動器自体の疾患以外にも、筋力、持久力、バランス能力の衰えといった加齢に伴う運動機能の低下が挙げられます。

 

■ロコモティブシンドロームの予防法

 

未病でのケアが重要。

「未病」とは健康と病気の間のことを言い、病気に向かっている状態です。少しでも不安を感じたらそれは未病の始まり。早期の段階で不調を認識し、早め早めのケアを心掛けましょう。

 

 

●専門家によるメディカルチェック

整形外科等でメディカルチェックを受けたり、転倒防止のためのトレーニングを実施するのも有効です。

●栄養バランス

栄養バランスを整えて食事をする事で予防が可能です。炭水化物・脂質・タンパク質・ビタミン・ミネラルの「5大栄養素」を毎日バランス良く摂取するのがよいでしょう。そのためには毎食きちんと主食・主菜・副菜を揃えましょう。

●骨粗鬆症対策

まず運動が大切。比較的不可の軽いウォーキングや水泳などが好ましいです。1日30分ほど継続すると予防につながります。また、食事面ではカルシウムの積極的な摂取がとても大事。吸収を助けるビタミンDを合わせて摂るように心掛けましょう。

●関節症対策

膝などの関節には過度の負荷をかけ過ぎず、また、トレーニングなどで関節を支える筋力の衰えを予防することも大切です。長時間の正座を控えたり、肥満のケアも同時に心掛けましょう。年齢と共に減少する軟骨成分の維持と補給も重要です。不足しがちな「グルコサミン」「コンドロイチン」「コラーゲン」「ヒアルロン酸」等の成分は食事からの摂取には限界がありますので、サプリメントなどをうまく活用しましょう